コンベックス 社長室にて・・・。
伊藤:
「俺は、近藤君と一緒の典型的な3番だよ!」
近藤:
「そうなんですか?僕には、9番に思えたんですが・・・。」
伊藤:
「そうか・・・。それは嬉しいなぁ。意識してきたことが届いてたんだなぁ。」
近藤:
「どうしてですか?」
伊藤:
「僕は、創業当時 会社と自分の目標達成のために手段を選ばずやってきたんだ。そのために、随分社員を傷つけてたと思う。その証拠にうつ病の社員が出るほど、みんなにハードワークを強いた。」
小牧:
「私が入社したのもその頃で、正直心が折れてしまったことがあったんよ。」
近藤:
「そんなことがあったんですか・・・・」
伊藤:
「コンベックスのような、何の資本もないベンチャー企業は1日1日が勝負で早く社員が自分の給料分は稼いで欲しいと思ってた。自分があと5人いればいいのにと、本気で思ってたんだ。そんなこと、出来るわけないのにね。」
近藤:
「でも、その気持ちはよく分かります。絶対に失敗できないと思えば、社員にも求めてしまうと思います。でも、どこから変わったんですか?」
小牧:
「業績が厳しくなってからですよね。」
伊藤:
「そうだね。新卒採用マーケットが急速に縮小して思うように収益が出なくなってからだね。景気のせいにしたくない自分がいて、とにかく思うようにいかないことにストレスをすごく感じていた。そんなとき、稲盛和夫さんに出会ったんだ。利他という言葉が、少しわかり始めたんだな。」
小牧:
「そこからスタートしたのが、城トレーナーに依頼したプロジェクト。経営理念の再構築から始まり、社員全員の気持ちを一つにしていくというプロジェクトよ。伊藤さんは、その時から3番の攻撃的なところを極力出さないように、自分は裏方に徹していくことをみんなの前で約束したんよ。」
伊藤:
「あれから4年だからね。近藤君には、9番に映っていることは嬉しく思うよ。そして、これからは自分が苦しんだことを伝えて、いい状態にすることを手伝っていきたいんだ。今回の外野社長との仕事はその第一弾だね。だから、エニアグラムからスタートするんだ。」
近藤:
「そうだったんですね。とにかく、僕も頑張ります。」
伊藤:
「うん、いい仕事をしような!」
小牧・近藤:
「はい!」
地方の中小企業の採用って本当はどうすればいいの? 第一部 完

