| 今回は、本気の組織づくりをまさに実践している愛媛FCのバルバリッチ監督に、サッカーチームの組織づくりについて、語って頂きました。 |
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| 遠藤: |
はじめまして!今日は、よろしくお願いします。 |
| バルバリッチ: |
よろしく、お願いします。 |
| 遠藤: |
今日は1月15日ということで、2010年のシーズンの練習がスタートしましたね!今シーズンのテーマからお聞かせ下さい。 |
| バルバリッチ: |
テーマは「チームスピリッツ」です。長いシーズンを戦っていくためには、選手同士が尊重しあうことが重要です。私は、ボスニア・ヘルツェゴビナの1部リーグから初めて日本に来ました。サッカーはユニバーサルなスポーツですが、国民性・地域性・文化によって形成されています。私自身がその文化と協調することが必要ですし、チームの雰囲気を大切にして、選手の能力を最大限発揮する環境を創ることが私の大きな仕事だと思っています。 |
| 遠藤: |
会社にも社風があるように、チームにも風土というかスピリッツがあると思いますが、それはどのように形成されるものなのでしょうか? |
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| バルバリッチ: |
それは、あらゆるところで形成されていきます。ロッカールームであったり、トレーニングの場であったり、プライベートな空間であったり様々です。ただ、健全な雰囲気は、競争風土の中で互いをリスペクトすることから形成されるものだと思います。 |
| 遠藤: |
その中で、監督のこだわりとはどんなことですか? |
| バルバリッチ: |
選手によく話しをするのは「昨日の実績は、次の日には無になる」ということです。サッカーは、常に変化しているスポーツです。新しいサッカーが常に生まれ、新しいスタイルに変化しています。私も選手も止まったら終わりです。毎日毎日を、意識して過ごすことが重要だと考えています。 |
| 遠藤: |
さすがにプロですね!
一般の企業ではプロ意識を持てと言っても、なかなか理解されません。監督は、選手とのコミュニケーションをどのようにとっていますか? |
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| バルバリッチ: |
私がまずやることは、選手の特性・性格を良く知ることです。人は、いろいろな考え方を持っています。アグレッシブな人もいれば、クールな人もいる。重要なのは、その一人ひとりが、最高のパフォーマンスを発揮することです。その方法は、選手の人数分あると思っています。 |
| 遠藤: |
具体的にはどんなことでしょうか? |
| バルバリッチ: |
例えば、選手のモチベーションを高めるときに、ある選手には言葉とジェスチャーで熱く語ることで熱くなってくれれば成功ですね。別の選手には、何も言わずアイコンタクトと肩を叩くことで最高の気持ちになる場合もあります。 |
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| 遠藤: |
なるほど・・・・。それは、最近ビジネスの世界でも重要視されています。多様性を知ってマネジメントをしようと。これからの日本は、高度成長期のころのような指示・命令だけではうまくいかないことを理解し始めています。引き出すマネジメントが必要なんですね。 |
| バルバリッチ: |
私は、一般企業で働いたことはないですが共通していえることは、組織の中で不満分子をなくすことだと思っています。その組織に属する者全員が、満足感に満ちているチームは本当に強い。
人は、より成功している組織に属していたいと思っています。それは、自分が役に立っていると認められたいからです。成功している組織では、自分が担っている仕事が認められることが多い。大きな成功を体感できるのです。 |
| 遠藤: |
確かに、学生の人気企業ランキングは大企業や高収益の企業になりますね。そして、スポーツの世界でも強いチームに選手だけでなくスタッフも行きたがる。その傾向があるようですね。 |
| バルバリッチ: |
大きな組織の中でも、自分が要だと認識できるとものすごいモチベーションが上がりますね。 |
| 遠藤: |
確かに、「誰でも出来る仕事をこなす」よりも「自分にしか出来ない仕事に邁進している」ほうが、欠勤率は明らかに違うと聞いたことがあります。 |
| バルバリッチ: |
これは、組織の中で個々のモチベーションをあげるためのセオリーだと思います。ミッションを明確にし、その人にあったマネジメントを心がけることが重要です。しかし、現実はなかなかセオリーどおりにいかないことのほうが多い・・。(笑) |
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| 遠藤: |
(笑) そのとおりですね。イメージどおりにいかないことの方が多いですね。少し、話が変わりますが、監督からみて強いチームとはどんなチームでしょうか? |