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遠藤: コンベックスも今年6月で9周年を迎えることが出来ました。創業以来お世話になっている木綱社長に今後の組織づくりについてお聞きしたいと思います。
木綱: そうですね・・・。最近感じることは、リーダーが組織を引っ張ることからチームで仕事をしていくということに変わってきたと思いますね。一人の強烈なリーダーシップで組織を運営するのが難しくなってきたと感じています。
遠藤: その理由はなんですか?確かに最近チーム力という言葉がやたらと目につきます。
木綱: 仕事の質が変わってきたと思うんです。今までは、部門内で解決していたことがそうではなくなった。当社でいえば営業と生産が知恵を出し合わないと本当の問題解決が出来なくなってきた。部門を越えたプロジェクトやチームが組織を動かし始めたと実感しています。
遠藤: 人材の質も変わってきているのでしょうか?多くの経営者に聞くのは、今の若い人材は優秀だが、どうも小粒でダイナミックさがないということを言われていますが・・・。
木綱: 確かにそういう傾向はあると思いますがそれは日本の現状を考えれば仕方のないことだと思います。今の若い人材にハングリー精神を持てと言っても響かないでしょう!それよりも、いい所を伸ばしてあげるほうが互いにいい関係になれると思います。
遠藤: あわしま堂では、IC育成塾という部門を越えた若手社員の研修が長く続いていると聞いています。
木綱: そうですね。7年ほど続いています。このスタートは、社内で部門間の壁があるなぁと感じることが多かったんですね。そこで、毎年10ヶ月かけて部門を越えた全社の課題を解決する活動をしてもらおうということを思いつきました。
経営陣に対して最後に提言をもらうわけですが、私はその中身もさることながらこの提言を纏め上げるプロセスを重視しています。この機会がなければ話すこともなかったかも知れない社員が一生懸命に提言をまとめる。彼らには本当の同期意識が芽生えているようです。
遠藤: 最近の商品開発を見ていると10年前とは考えられないほど活発になっていますが、これもIC育成塾の成果でしょうか?
木綱: まさにその通りだと思います。何か困ったことがあったら他部門のスタッフにすぐに相談して解決していく。以前は、担当者が部門を越えて意見交換することがほとんどなかった。上司の顔色を伺いながら仕事をしていたという風土がありました。それが、一緒に活動した仲間になら、何の躊躇もなく電話が出来る。それが、開発スピードやクオリティに繋がっていると思いますね。
遠藤: お話を聞いていると本当にしっかりと人材についてお考えだと思います。過去、どんなに業績が厳しいときも新卒採用を継続されたことに感心しています。その理由はなんですか?
木綱: 確かに厳しい時は役員会でも採用をストップしたらどうかという話はありました。私はそのたびに採用は絶対に継続するといい続けてきました。それは私が人材で会社が変わることを実感してきたからです。あわしま堂は、これからも続いていく会社です。1年2年の業績の変動で10年20年先に成長エンジンを止めることは出来ない。私は新卒採用こそ企業の成長エンジンだと考えています。
遠藤: 採用と育成のバランスが大事だということですね。その実践が毎期増収という結果に現れているんですね。私たちも業種は違いますが、今後毎年新卒を迎え入れていく力をつけようと思っています。今後ともご指導をよろしくお願いします。採用と研修については精一杯お手伝いさせて頂きますので・・・。
木綱: 今回のホームページのリニューアルにも期待しています。会社の顔ですからね。いいものに仕上げてください。

 
 
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