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遠藤: 山口社長、お忙しい中取材のお時間を頂きありがとうございます。以前、10周年に合わせて取材させて頂きたいという依頼から随分時間が過ぎてしまいました。先週は、オランダまでお電話させて頂き大変申し訳ありませんでした。
山口: こちらこそなかなか時間が作れなくてすみませんでした。今日は、何でも聞いて下さい。包み隠さずお話します!(笑)
遠藤: コンベックスとベルグアース様との仕事のスタートは、約10年前になりますね。当時、新卒1年目の清水さんに呼ばれたのがスタートでした。それから、10年間毎年新卒採用のお手伝いをさせて頂いています。当時の新卒採用をスタートする背景について聞かせていただけませんか?
山口: 実は、当時は人は欲しいがお金がない・・・。という、本当に経営上で厳しい局面に立たされていました。清水からは「こうしたい」という採用プランの提案があったのですが、先立つものがない。本当に苦労して、採用費用を捻出したのを今でも思い出します。
遠藤: そうですか・・・。そんな時期だったんですね。しかし、私も経営者の端くれとしてそんな時期に新卒採用には、なかなか踏み切れなかったと思うのですが山口社長を突き動かしたものは何なのですか?
山口: 「農業に革命を興したい!」この想いがあったからですね。農家の息子として生まれた私は、当然のように農業を志します。しかし、農業所得というものはサラリーマンとは大違い。所得は、毎年変動してしまいます。私は、まず「普通の会社のように農業をやっていくこと。」を目指しました。それが、農業革命のはじめなんです。
そして、「そこには“若い人”が入ればなんとかなる!」という、自信がありました。
遠藤: なるほど・・。どんな人材を採用しようと考えたのですか?
山口: もう、単純です。一つは、「自分が出来ないことが出来る人。」私は、正直穴だらけです。植物を育てることはプロですが、経営とか経理などは本当に穴だらけです。その、穴を埋めてくれる人。
そして、「私がやりたいことを実現してくれる人」です。私は、とにかくやりたいことが次々と出てきます。それは、「農業をなんとかせんといかん!」という、想いからなんですが・・・。やりたいことも、私一人の力ではどうにもなりません。だから、新卒採用や中途採用をコンベックスさんにお願いしたんです。
組織に異分子を入れることで活性化!
遠藤: そんな中で、中途採用のお手伝いもさせて頂きました。東京・大阪から組織強化のための採用活動でしたが、この活動から組織力がアップしたとお聞きしました。
山口: まさに異分子・異文化を組織に入れたようなもので、最初はものすごい「不協和音」が発生しました。既存の社員からは、不平不満が噴出しました。しかし、私には「今のままではダメだ。」という確固たるものがありました。
農業に革命を興していくためには、私たちが変革しなければならない。そのためには、今までと全く違う考え方を組織に取り入れることで強くなると感じたのです。
その方には、副社長として長年活躍いただいて、この度、退任致しましたが、彼の存在がなければ今の躍進はなかったといっていいでしょう。
遠藤: 社内からの不平不満に屈してしまう経営者が多い中で、何故そこまで芯が強いのですか?
山口: 私は小さい頃から、植物を育ててきました。そのおかげか、「良くない」ことと「良くなったこと」は勘で分かるんです。「今、これをやっておかなければ次のステップに進めない。」と思ったからです。いい植物を育てるためにはストレスをかけたり、ノビノビさせたりします。そうして、自分の理想の植物が育つんです。この時はストレスをかけるときだったと思います。
自分がどうしたいか?分かっていない状況が一番良くない!
遠藤: ベルグアース様では、毎年入社している若い社員達が、すごく頑張っていると思います。人の育成についてコツはありますか?
山口: これも植物と一緒です。社員も会社も生き物です。優秀な農業家は「察知」する力がとび抜けています。私も、社員がどんな状態にあるのかは察知していると思っています。コツとしては、「適度なストレスを与えながらしっかり育てる。」ことだと思います。
一番人がいけない状態は、「自分がどうしたいのか?が分かっていない状態です。」そんな人には、しっかりと道筋を見せてあげることが必要です。
遠藤: 今年1月には、新卒第一期生の社員である清水さんが、取締役営業部長に若干32歳で就任されましたね。私としても嬉しい報告だったのですが、現在の彼の様子はどうですか?
山口: すごく成長していますね。一番評価できることは「自分で判断しようとしている。」ことです。私と、大きな方向性は一緒ですが、そのプロセスではいろんな考え方があると思います。清水とは、意見もぶつかり合いますが、いいコミュニケーションだと思っています。
これでいいのか?日本の農業!
遠藤: これからの山口社長の夢を聞かせて下さい。
山口: 私がイメージした初めの農業革命は農業を会社にするということで、ほぼ達成できました。これからは日本の農業全体を変えていくことが、私の目標です。
日本の農業は、全体の仕組みが良くない。皆が時が来れば辞めると言っている。継続していくためには農家が変わる必要があると思っています。そして、消費者にも理解して欲しい。そんなことを目指していきたいと思っています。
これだけ沢山の食材を提供している農家が貧しいのはおかしいと思いませんか?
遠藤: はい、思います。経済であればメーカーですよね。物を創るところが、やはり一番儲かります。農家がメーカーだと考えれば、もっと違う仕組みが出来そうですね。
山口: 農業者と消費者と共に、これからの日本の農業の仕組みを創り上げたいと思います。
遠藤: ありがとうございます。それでは最後に、今後のコンベックスに期待することをお聞かせ下さい。
山口: コンベックスという会社は私たちの思いを、伝えたい人に伝えることが出来る存在だと思っています。この10年間、一緒に採用活動をしてきて私たちの想いは理解して頂いていると思います。しかし、毎年変化していくマーケットに対してどのように伝えていけばいいのか?私たちも試行錯誤です。
コンベックスには、伝える力をもっとつけて欲しいと思います。
遠藤: 刺激になりました。ありがとうございました。

 
 
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接ぎ木苗生産日本一!!
苗の生産・販売から企画・研究までを手がけるアグリベンチャー企業。野菜の中で、キュウリやトマトといった果菜類の接ぎ木苗を主軸に育苗を開始し、平成18年には日本最大級となる植物工場「閉鎖型苗生産施設」を建設。従来のハウス育苗にこだわらず、時代のニーズに答えた新商品開発にも力を入れ、これまでにない新たなアグリビジネスを強力に推し進めています。株式上場目指し、更なる事業拡大を図っていきます。

http://www.bergearth.co.jp/
【設立】 2001(平成13)年
【資本金】 2億3,320万円
【売上高】 26億8,600万円(2009年10月実績)
【従業員】 190名
【本社】
愛媛県宇和島市津島町北灘甲88-1
【業種】 農業ビジネス
【事業内容】
■野菜苗の生産・販売
■種苗、農作物の仕入れ、加工、販売
■農業用機械器具および園芸用資材の生産仕入れおよび販売
■バイオテクノロジーによる研究開発・技術指導
■農業生産に関するコンピュータソフトの開発および販売



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