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遠藤: 本日は、お忙しいところありがとうございます。宜しくお願いします。
中野: いえいえ、こちらこそ宜しくお願いします。
遠藤: 中野社長とは5年以上のお付き合いになりますが、始めは「マイナビ」での採用活動のお手伝いがスタートでしたね。
中野: そうでしたね。現在は、地元採用に力を入れていますので、コスト面からも「理解ナビ」を利用していますが、採用活動ではお世話になっています。
遠藤: ありがとうございます。様々な採用ツールがある中で、弊社のサービスにメリットを感じて頂いている部分を率直に聞かせて頂きたいのですが・・・。
中野: 正直言って「マイナビ」にしろ「理解ナビ」にしろ採用ツールとしては、それ程大きな違いは無いと感じています。それよりも採用におけるアドバイスであったり、問題解決へのレスポンスの早さに魅力を感じますね。小回りが利くと言いますか・・・。
遠藤: なるほど。
中野: 一緒になって採用活動や社員教育を考え作り上げていってくれる一体感のようなものがあります。
遠藤: ありがとうございます。採用や社員教育など人事に力を入れるのは、今後の事業計画によるものだと思いますが、宜しければその辺りのお話しも聞かせて頂けますか?
新しい柱づくり
中野: 現在は、オーダーメイドのソフトウェア開発を主業務としていますが、リーマンショック以来弊社を含め業界そのものが、非常に厳しい状況が続いています。そんな中、何とか持ち堪えてこられたのは、社員の頑張りや協力があってのことだと感謝しています。ただ、こういった景気の波というものは今後も起こりうるわけですから、別の柱になる業務も立ち上げる必要を感じています。
遠藤: 危機管理や経営の安定という意味でも必要なことですね。
中野: そうです。例えば、iPhoneやアンドロイド端末などのアプリケーション開発もその一つなのですが、やはり流行りや景気の波には左右されます。弊社が得意とするものプラス、弊社が今までやってきたことのない部分で、新たに挑戦していきたいと思っています。
遠藤: 成る程。主業務の幅を広げるというのは、そういう事なのかもしれませんね。ところで、それとは全く別の分野での挑戦も考えているとお聞きしたのですが・・・。
社員が働き続けることが出来る環境を目指して
中野: 実は、農業をやろうと考えています。既に具体的に動いていまして、社内で農業事業推進準備委員会というものを立ち上げました。土地の準備も進めており、今年1年間でどういう農業をやるか社内で検討していく予定です。
遠藤: 本当に全く別の分野ですね。
中野: 具体的には来年4月から農業事業をスタートさせようと思っています。ただ、これはIT事業が不況の時に農業でカバーするためではありません。
遠藤: と言いますと・・・。
中野: ソフトウェア開発やアプリケーション開発の業務というものは、一定の年齢を超えると業務遂行していくのが厳しくなるというのが正直なところではないでしょうか。もちろん全ての方がそうだというわけではないのですが、本人が開発業務が厳しくなってきたと感じた時に農業事業部というのがあって、そこでKEINSを辞めずに働けるという環境を目指したいと思っています。
遠藤: 成る程。将来の見通しが見え難い昨今で、それは素敵な構想ですね。
中野: ありがとうございます。ちなみに弊社は2007年に定年制を廃止しました。極端な話70歳でも80歳でも健康で気力があればKEINSで働けるということなんですが、現実的には70歳、80歳になってソフトウェア開発は難しいですよね。定年制を廃止しただけでは、何の意味もないわけです。
遠藤: 確かにその通りですね。ところで、高齢になっても可能な業務というは、いろいろあると思うのですが、何故農業になったのでしょう?
中野: 定年制の廃止を意味あるものにするためにいろいろと考えた頃に友好的に土地を提供して頂ける方に出会いまして、農業も真剣に考えていた案でしたので大きなチャンスだと感じました。ただ、通常の農家の方のように農作物を作って卸すといった農業ではなく、流通も含めたビジネスモデルの農業を目指したいとは思っています。すぐに収益を産む程、甘くは無いと思いますので、時間を掛けてゆっくり育てていきたい事業ですね。
遠藤: 貴重なお話しをありがとうございます。他にも中国への事業展開として、大連に拠点をお持ちだということで、海外事業についても今後展開をお聞かせ願えればと・・・。
中野: 大連市には5年前に会社を作っておりますが、実は3月にも丹東市に会社を作りました。今は2拠点ですね。設立時は、中国に発注して低コストで開発を行うことが目的でしたが、現在は中国に進出している日系企業様のシステム開発業務に移行しています。
遠藤: なるほど。なるほど。
中野: 新拠点については、ソフトウェアの開発を含め、他の色んな事業ができる会社にしたいなと思っています。ちょっと格好をつけさせてもらうと実際の事業内容は割と決まっているんですが、そこはあまり言いたくはないかなと・・・(笑)
経営者の覚悟というバトンを次に繋げるために
遠藤: 分かりました。了解です(笑)今後、KEINSの社長としてご自分の目標と言いますか、夢と言いますか、そういったものはお持ちですか?
中野: 弊社は次の社長を必ず社員から出すという事を決めています。農業事業、海外事業などを始め新規事業がある程度軌道に乗れば、できるだけ早い時期に引退を考えています。そのためには、次の経営者を育てることも不可欠なので5年くらいのスパンで経営者の育成にも力を入れたいところです。
遠藤: 中野社長は新卒第一期生として入社して社長になったというキャリアをお持ちですよね。社長を引き継いだときの様子を聞かせて下さい。
中野: 「社長になれ!」と創業社長から言われたときには、全く心の準備ができていなかったですし、技術者としての仕事に誇りや遣り甲斐を感じていましたから、「社長になって良かったな」と思うことは何もなかったです。社長になる覚悟の無い状態で社長になってしまったとでも言いますか・・・。
遠藤: 中野社長が苦労した分、そういう期間を設けて覚悟をしっかり持ったところでバトンタッチするという形ですね。
中野: それが理想ですね。次の経営者を育てるというのは、そういう覚悟も含めた引継ぎ期間だとも言えると思います。私が経営者になるために試行錯誤した数年の時間も省けますし、会社の安定にも繋がるのではないかと・・・。
遠藤: なるほどですね。最後になりましたが、弊社に期待することをお聞かせて頂けますか?
中野: そうですね。ここ3年、「理解ナビ」だけで採用活動を行っていますが、就職難という事もあり弊社のような中小企業にとっては、非常にいい人材が採れるチャンスになっています。中小企業の場合、採用活動は通常の業務と兼務になり正直しんどいところもありますが、人を取らないと企業は絶対に発展しないので、非常にいい波だと思っております。「理解ナビ」は、地元就職を考えている学生さんには、県内で圧倒的に支持を得ていると思います。大学で毎年とるアンケートでも「理解ナビ」は必ず入っていますから・・・。今後は県外でも「理解ナビ」の認知度を高めてもらって、県外に就学している愛媛県出身の優秀な学生さんのUターンや愛媛県で就職したい学生さんも「理解ナビ」を通して県内企業への就職やマッチングが出来る仕組みを作り上げてもらいたいと思っています。
遠藤: 貴重なご意見ありがとうございます。今後とも宜しくお願いします。本日は、ありがとうございました。

 
 
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【創立】 昭和60年11月1日
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